ボイラーソリューション
循環流動床（CFB）ボイラーおよび微粉炭（PC）ボイラー向けボイラー信頼度向上事業
IGSは、数十年にわたるボイラーメンテナンス経験を誇り、そのプロジェクト総数は数千件にのぼります。ボイラー稼働中の緊急停止頻度とメンテナンス費用を最小限に抑えながら稼働時間を最大化するという点で、当社はお客様と共に最前線に立っています。
当社のソリューションは、拡張性のあるメンテナンス計画を可視化し、積極的に炉内管理を行う事で、フライアッシュによる摩耗や腐食からボイラーを保護します。
ボイラー信頼性のためのSMARTソリューション
- ボイラー信頼性への体系的アプローチ
- 明確な成果を得るために特別設計されたコーティング材料および専用機器
- 熟練した認定チームによる施工
- 結果の測定、文書化および継続的なモニタリング
- お客様の声が証明する性能実績
ボイラー信頼性への体系的アプローチ
ボイラー炉内における損耗パターンや問題のエリアを把握するため、以下を調査します：
- ボイラー固有の情報・条件
- メンテナンスおよび運用方針
- 過去における炉壁の欠陥、鋼材種、位置の履歴
- これまでに発生した問題履歴
- 傾向および異なる損耗の発生状況
位置を正確に記録してすべてを画像として可視化します。また既存の溶射皮膜がある場合は、膜厚測定結果に基づくマッピングを作成します。
明確な成果を得るために特別設計されたコーティング材料および専用機器
IGSのコーティング材料は、高温環境下による摩耗や腐食からボイラー水管壁を保護するために専用設計されたハイアロイコーティング材料です。
HVTSは超高圧エアーによりコーティング材料を極微細化し、緻密な皮膜を形成します。HVTSプロセスは高い信頼性（評価）を有し、メンテナンス性に優れた長期間持続する皮膜性能に必要となる最適な特性を実現します。
訓練を受けた認定チームによる施工
当社の熟練した技術者およびプロジェクトマネージャーは15か国以上に常駐し、年間2300時間を超える施工、検査、損耗のモデル化に従事しています。
溶射膜厚については初回施工時および定期修繕において最適な膜厚を規定します。当社メンテナンスにより、長期間にわたって信頼できる性能を保証します。
結果の測定、文書化および監視
IGSはすべてのコーティングと検査について詳細な記録報告書を作成します。報告書には、品質および施工報告、初期検査、すべての膜厚測定マップ等が含まれます。 報告書は工事完了後に提出され、これらの記録よりコーティング状態のモニタリングや、運転停止およびメンテナンス計画、次回施工準備に必要な情報を提供します。 報告書は必要に応じていつでもお役立て頂く事が可能です。
お客様の声が証明する実績。
ボイラー信頼性へのIGSのSMARTアプローチに関するお客様の声：
「修繕範囲と必要工数を最小化することが出来ました。運転停止時の特に予算策定が図れます。当社のプロセスとIGSソリューションとの連携のおかげで、耐圧部の交換を行う必要がありませんでした。循環流動床ボイラーの耐圧部を交換する場合は配管の位置合わせが必要になるため、様々な問題に直面することになります。配管の位置合わせが正しく行われないと、耐圧部周辺部位への摩耗やガウジング(局所摩耗)のトラブルが発生することになり、補修作業が困難となります。」
ジョエル・テイラー氏：ボイラー設計＆メンテナンス・スペシャリスト。 テイラー氏は15年にわたる循環流動床ボイラーの管理経験を通じて、4つのプラントで7つの循環流動床ボイラーの信頼性のある稼働を確保してきました。
「IGSは、専門技術、理解力、技術的な知識を発揮して現場の人々の作業、そして皆さんが目にする成果を支えています。 IGSは健全で適切な基材を維持するために多くの時間を費やし、実施した作業内容を定量化、文書化し、堅実な製品、解決策および溶射皮膜を維持しています。溶射皮膜の膜厚測定によって、摩耗率や、次の運転停止までの維持に必要な期間を判断できるようになります。」
ピート・クライン氏：循環流動床ボイラー技術を初めて利用した28年の経験を持つプラント・マネージャー
エキスパートとの無料相談
IGSでは、お客様への情報提供、ご質問への対応、ニーズに合わせた効果的なソリューションの提案を承っています。